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湯たんぽ 



ふきのとう 3・11
フキノトウ/Waterford/









むらかみさん 3/10
午後のMさん/



ご自宅で色々あって何となく帰宅拒否ぎみのMさん。大正生まれの92歳だが、お元気で、お茶を呑みに来られる。
私の84で死んだ祖母のお友達で、毎週水曜日、祖母をヨガに誘って下さっていた。

生粋の京都人であり、田舎者の知らない世界を教えて下さる。
お父上は仕出し屋「川介」の暖簾を束ねていた人で、大丸や裏千家などから料理の注文をとっていた。
商売の手を広げすぎて失敗するまでは、Mさんは当時で誰もが行けない幼稚園に、ハイカラワンピースを着て通うお嬢さんであった。

「“おいでやす”、と“おこしやす”では、そこからもう込められているものが違うのよ」
京都の人は本音と建て前の使い分けがはっきりしている。
この場合は、“おこしやす”の方が上らしい。

「“もう帰るやなんて、今きはったばっかりやない、ぶぶ漬けでも食べていかはったら”
と、帰り際に言われてもな、そこで食べたら、“あつかましい人やわ”になるのよ」。

夫は激戦地ビルマから復員を果たした人で、土生姜を齧って生き延びた。
Mさんは当時の教育により、GHQを極度に恐れていた国民学校の少女だったが、敗戦の後に、ポケットにスッとガムやチョコレートを入れてもらって、
「それが、さりげなくサッと入れてくれるの。紳士だと思って、ものーすごいうれしかった。日本の兵隊なんて、逆やったら何してたかわからんて、よう主人と言うてたわ」

家で焼いたパンを出すと、食べ残した耳の所をティッシュに包んだ。
何してるのよと訊くと、
「物のない時代過ごしてきたから、わたしら食べ物捨てるなんてでけへんのよ」


幼稚園の遊びで歌ったという、忘れていた懐かしい民謡を歌った。
ー黄金虫は 金持ちだ 金蔵立てて 家立てて こどもに水あめ なめさせたー
















湯たんぽ 3/11
湯たんぽ/







いちご 3/11/2
苺/









Date: 2019.03.11 Category: 役に立たない日々 Comments (0) Trackbacks (0)

ORTIGIA  45  夜の街角


オル 6/23 夜の街
夜の街/






オル 6/23 ディナー



夜、マオリッツオの店へ。
今夜も十九歳のジュリアが立ち回っている。




オル 6/20 ワインリスト1
オル 6/20 ワインリスト2

ETNA ROSSO/





オル 6/23 ディナー パン



最初のパン、オリーブオイル共に美味。






オル 6/26 マオリッツオ




マオリッツオはコック兼オーナーだが、奥で実際に料理しているのは女性のコックさん二人。
オープン・テーブルの横を時々酔っ払いの運転が通り、顔を出して何か叫いて、それに大声で応酬するマオリッツオ。
客には揉み手で、その他には容赦ない。
上下が黒いので、カラフルなハイテク・スニーカーでお洒落している。

夜の街は一寸寂しいような、静かな雰囲気。






スキャン 2







オル 6/23 ディナー2
ワイン/







オル 6/23 夜の海
夜の海/





オル 6/23 夜 ギリシャ神話あるトゥーザニンフ 女神
アルテミスの噴水/



アルキメーデ広場に寄る。
ギリシャ神話の女神たち。下からライトアップされている子を抱いた人魚や、上半身が馬で下半身は海獣の生き物等。
ギリシャ神話の神様たちは、自然や人間の定理や、矛盾や愛憎を模して、ややこしくも様々なドラマを展開している。
島で随時噴火中のエトナ山にも火の神様がちゃんと居て、彼は容姿が醜いため両親にうとまれて、その後に武具や宝飾品を作る鍛冶屋さんとなり、
立派な雷霆を作ったほうびに美神アフロディテを妻にすることができた、という一つの物語を持っている。

日本の『古事記』と読み比べたらば、西洋と日本の文化の差も感じられるだろうか。

シラクーサの出身であるアルキメデスがこの広場の名前。
石畳の上を涼しい柔らかな風が吹く。家のTVから流れるしっとりしたイタリアの唄、すぐ行き止まりになるほの暗い石の路。岡潔なら「情緒、」
と云っただろうか。





オル 6/23 夜のアムステルダム広場










Date: 2019.03.06 Category: SICILY  ORTIGIA マルコと唄う「Darling」 Comments (0) Trackbacks (0)

スケッチ  菜の花


菜の花 3/1/2

アルシュ







しまちゃん 3/1/2
しまちゃん/











Date: 2019.02.28 Category: 俺の万年床 Comments (0) Trackbacks (0)

春の風 


いちご 2/26
苺/waterford









チョコ 6/26
ribbon/アルシュ




久しぶりに美術科の同級生がやって来た。
高校生の時の声が隣でするが、横を見るとおばはんが居る。そして、私もおばはんになったのだ。

彼女は私の作ったアップルパイを殆どホール丸ごと食べた。食いすぎだよ。

体育の水泳の授業、ショーシャンク並みの鬼教官は、生理中でもタンポンをつけて泳げと命じた。
もし休めば、後日に日の冷めた放課後のプールで、倍の距離を泳がされるのである。
私たちは、紺の水着で各々個室トイレに入って
「痛って〜〜!」「入った?」「入んないんだけど!」
などと言い合って、夏をやり過ごしていたのである。

こんな話は尽きない。

春のやわらかな風が年とった今年の二人を吹き抜けていく。









Date: 2019.02.26 Category: 役に立たない日々 Comments (0) Trackbacks (0)

ORTIGIA  44  昼の厨房


オル 6/23 お昼を食べるサブリナ


午、ガイドブックに載っていた高級店がcloseしていたので、カーティアのリストランテへ。
遅い時刻で、店はがらんとしており、テーブルでは従業員のお昼タイムである。
サブリナも食べている。





オル 6/23 昼の厨房



厨房の主な料理人は二人で、黒人の方がめっぽう上手い。


料理を待っていると、サブリナのサイボーグ風に美人な革ジャンの友達が外からやって来て、
「あなた、描くんでしょう。私か彼女(サブリナ)かどっちか描いてよ!もう絶対お願いよ!」
と身を乗り出してお願いされた。
朝から炎天下の朝市で描いて方々を歩いて、空腹で倒れそうであるが、ボンゴレでお世話になっている店である。
諦めて描く。






オル 6/




サブリナは緊張していた。髪をほどいて本気である。
緊張されると、めちゃ困るんだよね。

「サブリナ、鼻が高くって素敵だよ」
と云ってみた。
イタリアのひとは、眉間の間から鼻の骨がスタートしている。
「私、鼻が高いの、気にしてるんだよ」
と、指で鼻のラインをなぞっている。
そうか、鼻の高いことを気にしているイタリア人もいるのか。




オル 6/23 海老とムール貝



ボンゴレと、アンティパストに海老、イカ、ルーム貝のトマト煮。





オル 6/23 テーブルクロス




オル 6/23 昼サービスのアイス



白目労働の対価として、貝のプリントされたテーブルクロスと、
デザートにライム・シャーベットをつけてもらった。










Date: 2019.02.23 Category: SICILY  ORTIGIA マルコと唄う「Darling」 Comments (0) Trackbacks (0)

May I go home?


ちょこ1


ぼんやりしていると、本日、バレンタインである。
ココアとブラックチョコでどっしりしたチョコレート・シフォンを作ることに。




ちょこ2


溶かしたチョコと菜種油大さじ2を混ぜ、ラム酒大さじ1とラム酒に漬けたレーズンを加えます。



ちょこ3


卵は4個だが、卵白はチョコを入れると膨らみにくいので一個多い5個分で。
先が緩くお辞儀するくらいに泡立てます。




くろめこげ


「わしらにも何かくれるのかよ。」




うどん


余った卵黄一個はきつねうどん行き。






ちょこ4




ちょこ5












Date: 2019.02.14 Category: 役に立たない日々 Comments (0) Trackbacks (0)

ORTIGIA  43  骨董屋 1



オル 6/23 インド人



オル 6/23 ケーキを切るインド人
ケーキをカットするインドの女




オル 6/22 パイ






オル 6/23 朝市の帰りねこ
オル 6/23 朝市の帰り2
朝市の帰り



朝市の通り via E De Benedictis の裏側は生活感のある石造りのアパートメント。





オル 6/22 広場の絵描き





ドゥオモ広場にて、絵描きのおじさんと遭遇。油のキャンバスとイーゼルといった親近感のある所帯荷物を広げんとしている。
こういう時、昔のT先生の言葉、「絵描きは絵で会話するんや」を思い出す。

ー勝負。

相手が訳の分からぬまま立ちつくしている間に完了。
アジアから来ました貴方を描きに貴方を描きに。ディスイズジャパニーズ・カラテ。

旅の時、何か考える前に手を動かさなければならない。
人も歩いている自分もすべて世界は移動しているからで、考えている間に全てのものは通り過ぎる、、、。
などと、この時は余裕をかましていた。
イタリアの先輩猛者等の底力を全然知らずに居たのである。






オル 6/22 香水壜


帰り、アンティークの店へ。古いガラスの香水瓶、4.00€。
薄い紙に包んでもらう。




オル 6/23 カップ










Date: 2019.02.10 Category: SICILY  ORTIGIA マルコと唄う「Darling」 Comments (0) Trackbacks (0)

ORTIGIA  42 花びらのお皿花のお茶 


オル 6/29 朝市の牡蠣
牡蠣/







オル 6/28 お皿を包むレイチェル2
お皿を包むレイチェル/





オル 6/28 お皿を包むレイチェル




ウィンドウにキッチン用品。お店には貝のイヤリングのレイチェル。
紫陽花のお皿を買う。
レイチェルの旦那さんはコックで夜まで忙しい。シチリアのお給料は全体として決して高くはなく、家賃や生活の遣繰りの話になると
レイチェルの顔が店員さんから一気に主婦の顔へ。
色々云いたいことがあるのだ。沢山話を聞く。





オル 6/26 ティーとお皿








オル 6/23 日記2
日記/



マフィアの歴史は古い。時に庶民の味方となったりしたこともあるが、警察と癒着があったり政府と癒着があったり
(長谷部恭男さんは亜屁政権をマフィアと称したことがあったなあああこんなこと云うと毒殺だぐえっ)
汚職で儲け、麻薬取引で儲け、70年代の終盤には権力闘争で年間千人もの死者を出した。




オル 6/23 郵便局2



オル 6/23 朝のミシンのひと



街は石の壁、鉄柵と施錠はがっしりとしているが、歩いていると人びとの会話、喧嘩、笑い声など
よく聴こえる。
ミシンを踏んでいる奥さん、分厚い身体できつくハグしてくれる。ヨーロッパの女性は年配になると髭の生えてくる人がいて、
(マーガレット・ハウエルも髭だ)堂々とそのままにしているのがワイルドで素敵。









Date: 2019.01.30 Category: SICILY  ORTIGIA マルコと唄う「Darling」 Comments (0) Trackbacks (0)
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