Hội An ６ ダナン国際空港

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Cảng hàng không Quốc tế Đà Nẵng 上空／











ダナン国際空港着。 ゆるい雨が降っている。

作家の故・車谷長吉が、嫁はん（高橋順子）と初めて海外旅行のピースボートに乗ったとき、初めに寄ったのが、この空港近くのダナン港であった。
神戸港から船は出て、沖縄から南シナ海に南下し、ダナンに着くのは一週間後である。


故・堀田善衛は、ベトナム戦争のとき、戦地から脱走した兵たちを自宅に匿っていた。何か政治的な意図あっての脱走なのではなく、単に戦争に行くのが嫌だった、普通の青年たちだった。
彼らは何処かの港から出て、ナホトカへたどり着いた。それを卑怯だとかは思わない。
戦線に行けば、生きていても野戦病院送りになる。『フォレスト・ガンプ』のダン中尉は両足を切断してアル中になった。
『ダンス・ダンス・ダンス』のディック・ノースは、バウンシングベティー（飛んで爆発する地雷）で片手を失った。









足乗せ椅子／










バス／









イミグレーション／












問題はタクシー選びだ。
メーターをごまかしたり、ぼったくられたりする。車に会社名があってメーターにドンの数値が細かく出るか確認しろとあった。迷っているとどんどん客引きの人が集まってくる。

乗ったのは真面目な感じのニュハンサンさん。
高速で幅の広い河をいくつか渡る。

「ハン河だよ」と翻訳で教えてくれた。
日に焼けた青年の、健康で幼さの残る首筋を見る。こういう青年が戦争で身体もがれて死んだんだ、と思う。
（クソっ）と思う。何にクソなのかわからないがクソっと思う。
ハン河は、ベトナム戦争のときアメリカ軍の基地になっていた海まで続く広い河だ。
メコン河ほど赤茶けていない、濁った流れ。

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