シロツメグサ 

しろつめ



金原徹雄さんとのお話



和歌山県で弁護士をされている金原徹雄さんにお話をうかがう。

来週、地元で短い公演をすることになり、予習も兼ねて色々質問させて頂いた。

金原先生は、https://www.youtube.com/watch?v=yRZvsi1bsuE「安保法案だよ全員集合」でも、

日本会議のお二方と(討論までいかないが、とご本人談。)お話されている。

とても的確に、具体的に、落ち着いてお話されているのが印象的だった。


私が自民党改憲草案に反対なのは、非常に多くの理由があるが、

憲法が、国家権力を縛るという立憲主義が壊され、守る側が逆転する、ということが一番に挙げられる。

(逆転している国は、G7の中にはなく、中国、北朝鮮寄りの憲法になってしまうことは、

以前に書いた)

金原先生とは、憲法前文に、「文化・歴史・伝統」を書き込んではいけないという意見でも同じだが、

「伝統ということを書込むとどうなるか、結局、民族や最後は血統ということになる。

日本は既に、色々なひとが数多く住んでいるわけですから、人間を少数派と多数派に分

けて、マイノリティを排除してしまう、ヘイトスピーチのようなことに繋がるおそれがあるとはっきり感じる」

草案の様に、軍隊をもし持ったとしても、今の状態では「軍事力に対する留保、縛りがまった

くない。」(「国防軍」が「自衛隊」とはまったく性質の違う組織になり、

9条2項で「法律の定めるところにより」と、“憲法の制約”を放棄し、法律に丸投げで、無条件に国会の多数決で戦争参加が可能になる)


「弁護士として、この現状をどのように思われるか」という質問に対しては、

「法律が規則を作り→それを守る→それに反すれば罰則、という正当性の中で、国の秩序が成り

立っています。その法律の実効性は、法律の上にくる憲法から来ており、憲法を多くの国民が守

りたい、という今の様なうちは良いが、憲法が憲法たりうるかは、国民の意志にかかっています。





金原徹雄さんの「安保法案だよ全員集合」では「今国会で審議されている安保法案が、仮に中国や北朝鮮の脅威があるのは事実だとして、それがどんな役に立つの?どういう効果があるの?と冷静に吟味。


《安保法案できるようになったこと》
安保法案の要点は、①武力攻撃事態法を改正して集団的自衛権を行使できるようにする

②周辺事態法を改正して、周辺という地域的制限や、非戦闘地域でなければ米軍支援はできないという制限を全部とっぱらう

世界中、あらゆる所でアメリカ軍又友軍の後方支援ができるようになる。

《今まででできること》
中国や北朝鮮から武力侵攻を受ければ、これは武力攻撃事態です。
当然、自衛隊は防衛出動します。
自衛隊の実力だけで不十分であれば、日米安保条約第五条に基づいて、アメリカ軍を要請します。
派兵するかはアメリカ軍が決めます。
これは、安保法が通ろうが通すまいが、変わりません。

《新日米ガイドライン》
今まで約束していたこと以上に、日本はもっとアメリカに協力しますということが、
びっしり書いてある。
けれども、アメリカが今以上に、日本のためにこういうことをする、ということは、書いていない。
あるいは、今より日本の負担を軽くするという条項は、あるかといえば、ない。

同盟というのは、お互いにメリットがあるから同盟と言うんです。それは、
出来るだけ自分の国の負担を減らして、成果を得ようというのが外交であるとすれば、
この日米ガイドラインは、外交とは呼べない。



この日本の負担というのは、先日、沖縄で起きた、むごい事件で、更に見直しが求められている、日米地位協定、
改善されない制空権、税金から払われている、他の国より飛び抜けて高い米軍へのお金(2014年度の日本の負担6739億円・年間米兵1人あたり約1600万円)の問題などがあるのだろう。


安倍さんの選挙前の言葉を聞いていておかしいと思うのは、
・去年の春に、自国の国会に提出する前に、アメリカへ行って法案の約束を自分で勝手にしておきながら、安保法白紙撤回を求める側に対して、撤回すれば(上に挙げた)《今までできること》までできなくなるかのような脅し文句を平気で使う点。

・憲法改正が悲願でありながら、自民党憲法改正草案の中身を、まったく広めようとはしない点。









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Date: 2016.06.23 Category: 立憲主義は政治的でせうか Comments (0) Trackbacks (0)

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