Laos 38  木の影で       



ラオス 5/5 ワットシェーントーン大仏
ワットシェーントーン大仏/アルシュ/42×120センチ



午後、ワットシェーントーンへ。
中央の寺の講堂。
四方の入り口は、菱形の、黄やビリジャンや白のガラスとタイルで細かな模様が造られ、美しい。





ラオス 5/5 ワットシェーントーン祈る人
祈るひと/



何度かラオスを訪れ、往来を行くお坊さんの姿や表情を観察していると、はっりと彼らが私たちとは全く違うことを考えているのだとわかる。
彼らは日本のお坊さんよりも、ずっと厳しい戒律の中で生活している、ということを知ってはいても、彼らの持つ気配のようなものに胸をつかれる。

彼らは常に背筋を伸ばして、目的地まで急いでいるように早歩きし、ごった返した露店の中を通る時でも、両脇の商品や観光客など、すっぱりと存在しないかのように行く。
若い少年が、少しは横見したりするだろうと思って見ていても、絶対に立ち止まったりしない。
街のどこでもこうなのだ。
袈裟のブカブカな小さい子から、年配の僧までいるが、接しにくいのかというとそうでもなく、私が地面に座って描いていると、
少年らは寺の隅から盗み見したり、境内では取り囲んで何か日本語で囃してみたり、外の子と何ら変わらない。
長老は日だまりのように朗らかだ。
しかし、おへそでは、私たちとは、別の所に引っ張られていて、
現代文明の中で生きている子どもではない気配を自然に纏う。

若い僧らが、物にあふれた街の暮らしに心のどこかで憧れても不思議ではない。
ラオスの街の人びともまた、早朝にお布施のため拵えものを持って行ったり、街に出てくる僧らを見つめながら、何かを感じずにはいられないのだろう。









ラオス 5/5 ワットシェーントーンお坊さん
お坊さん/


大仏を描いていると、奥からすっと現れ、
「これからお経の時間だから出て」
と短くサインを出した。




ラオス 5/5 ワットシェーントーンブーゲンビリア
ブーゲンビリア/













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Date: 2017.01.04 Category: Laos かたちあるもの かたちないもの Comments (0) Trackbacks (0)

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