Ortigia 28    市場のココメーロ



オル 6/20 マルコとマグロ
カジキマグロ(メカジキ)とマルコ/Waterford/F4×2



海中では、時速100キロで泳ぐという、巨大なメカジキ。
TVカメラとリポーターが魚屋に入った。

中に、ひときわ目を引く男。
店の主人と抱き合っている仁義の厚さ、一寸説明できない、眩しく目を細めた表情で煙草を噛んでいる、セクシイな口髭と、目にかかったモジャモジャの毛。女心をはらはらさせるような野生的、悪魔的魅力である。
(のちに彼の部屋の隣に住むとは、このとき夢にも思わない)

地中海に突き出した Ortigia 島の人びとにとって、肉よりも重要な食べものが魚だ。
市には肉屋はなく、(チーズやサラミといったたんぱく源の保存食はある)日本のように日干しもない。どれだけ豊な水産業かが窺える。


残念ながら、昨今急激に進む地球温暖化は、島の水陸両方を直撃しており、“地中海の恵み”も変容してきている。
海中の温度上昇による珊瑚の死滅減少は、それを食べるプランクトン、小魚、カジキマグロ、そして人間の胃袋にまで繋がっている出来事なのだ。


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堀田善衛はスペイン滞在中に、その異常な暑さを何度も記している。「暑さでハエが落ちる」という記述もある。飛んでいるハエが、暑さで死んで落ちるのである。
2003年夏、ヨーロッパを大規模熱波が襲い、3万5000人の命を奪った。
アメリカ合衆国では、近年200以上の市町村で、観測史上最高気温を記録している。(アリゾナの例:最高気温が41.1℃を越える日の連続日数が39日)
ここ Ortigia では、私が訪れる一ヶ月前から、一度も雨が降っていない。





オル 6/20 朝市スイカ





オル 6/19 朝市スイカ売り
スイカ売りの IANO/


ココメーロ(スイカ)売り。二重顎の巨漢。
「Quanto costa? Quanto costa il prezzo?(それはいくらだ?)」
とコインを持って来て突き出す。怖くなり適当に逃げる。







オル 6/20 ねこ



帰り道、日陰の鉢でたくさんの仔猫が昼寝している。
暑いのでノミの数もすごい。
一匹につき10匹、計30匹のノミをとる。
指で一度押さえると三匹くらい捕まり、潰すと眼鏡に白い卵が飛び散った。まるでノミの追い網漁。





オル 6/20 22番











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Date: 2018.01.17 Category: SICILY  ORTIGIA マルコと唄う「Darling」 Comments (0) Trackbacks (0)

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