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文書改ざんの衝撃


椎茸 3/13
椎茸/Waterford/F6








森友1

森友2




財務省が意図的に森友文書を改ざんしていたことが判明した。

国会に提出する資料は決裁の判子が押され、その後に文書を書き換える行為は犯罪に当たるらしい。
政治家や、首相夫人の名前はすべて削除されていた。土地取引に昭恵氏が関与していたことを、少なくとも財務省は認識していた。認識していたから消したのである。

安倍首相の手前勝手な個人的歴史観に共鳴する、「日本会議」という団体名も削除されていたというから驚きである。

第三者が安易に原因=結果として自殺の原因を決めつけることはできないが、財務省の森友学園との交渉担当の男性職員
が自殺するという、最悪の事態となった。

私が驚くのは、安倍首相と夫人の、希薄な当事者感覚である。
昨日の会見でも首相は「なぜこんなこんなことが起きたのか」と、まるで他人事の様子。
昭恵氏は、佐川国税庁長官辞任、職員自殺報道の後に、フェイスブックに来た野党批判の投稿に対して「いいね!」ボタンを押していることが判った。

昭恵氏、「野党のバカげた質問ばかり」に「いいね!」


元をたどれば、幼児に教育勅語を暗唱させるなどの異様な教育方針に賛同した昭恵氏が、この学園の名誉校長に就任したことから始まる。

教育勅語は、戦中、子どもの教育の柱となり、多くの子どもを軍国主義思想に染め上げて侵略戦争へと駆り立てた。
先月亡くなった金子兜太さん(1944年トラック島に赴く)や、私の叔父の親(フィリピンで餓死)などは、「南方第一線」の南の島に送られる。
ずさんな計画の下、水や食糧が供給されないとわかった島に、多くのひとが捨て置かれたのである。
土地の不当な値引きも、文書改ざんも非常に重要だが、首相と昭恵氏の歴史解釈の問題でもある。
戦後の出発点において、日本は侵略と敗戦の「戦争責任」を総括できていない。その結果、歴史改ざんの本が売れたり、
政治家や首相夫人までもが平気で戦前を肯定するような発言をする日本になってしまった。

戦中、教育勅語を教えていた教師たち、軍部。敗戦になって、誰が責任を取りましたか。
誰も責任を取ってなどいない。むしろ、部下に責任を押しつけ、我れ先にと逃げたではないか。そして天皇の戦争責任と引き換えに、現在の日本国憲法を受け入れた。
一億人の日本人の殆どが、戦争など早く終わってほしかったから、喜んで平和憲法を受け入れたのだ。

安倍首相の云う「美しい国」とは、戦前の天皇を頂点としたヒエラルキーの国、国家主義的な国のことである。彼の言動を注視すると、本当に天皇を崇拝しているのではなく、個人の人権などを狭めて、国がコントロールし易い様にするための、一種の道具として見ているのが感じられる。それが、矢継ぎ早に乱暴に成立させてきた、「秘密保護法」、「共謀罪」、そして何のためのものか論理的な説明のつかない、憲法違反の「集団的自衛権」、これらの法案の内容に表れている。

本当に天皇を尊敬しているのであれば、敗戦を受け入れて、それが談話にも受け継がれていなければならない。しかし、現在の自民党、特に第二次安部政権になってからは、満州事変以来の戦争の位置づけが、あからさまに、歴史改ざん的にねじ曲げられ、国民は曖昧な沈黙の中に置かれている。
外交では、かつてない程にアメリカ合衆国に追従しながら、国内では勅語を推奨するという、整合性のない政治が行われている。





国会前










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Date: 2018.03.13 Category: 立憲主義は政治的でせうか Comments (0) Trackbacks (0)

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